よくある質問 Q&A

養殖業やワクチンなどに関するご質問にお答えします

ワクチンの使用にはどのような注意をしていますか?

ワクチンは、以下の項目等に注意をして使用します。

  • 対象となる病気以外のものには効かない
  • 病気の発生時期を踏まえ、あらかじめ投与する
  • 使用に際しては必ず指導機関の指導を受ける
  • 注射ワクチンの使用前に必ず指導機関の接種技術の指導を受ける
  • 使用前に使用説明書をよく読み、用法・用量・使用上の注意等に従って使用する
  • 投与前、魚の健康状態をよく観察し、異常のある場合には投与しない
  • 開封したワクチンは一度に使い切る
  • ワクチンは2〜5℃の暗所に保存し、凍らせない。

ワクチンの購入や指導機関等の指導はどうなっていますか?

都道府県の水産試験場、家畜保健衛生所等の指導機関が指導しています。
使用に先立って、上記指導機関に連絡し、水産用ワクチン使用の指導を受けるとともに、指導書の交付を受けて必要量を購入します。


◇購入および指導の手順◇

1、指導機関に連絡
2、水産用ワクチンの指導を受ける
3、指導書の交付
4、必要量を購入

ワクチンの安全性は?

動物用医薬品であり、薬事法に基づく国の承認、検定等各種の制度により、品質、有効性および安全性が保証されています。

どのように使われていますか?

投与される魚自体が健康でなければ、ワクチンの防御効果が発揮しにくくなるため、投与前後の適切な飼育管理、衛生管理が重要です。

このことから、適正な給餌、適正な飼育密度および酸素が十分な状態で、健康に育った魚に接種されます。

魚も健康な状態で予防接種を受けます。
人間の予防接種と同じです

ワクチンの良い点は?

病気を予防するとともに、防御効果の期間が長く、
残留などの心配もないことから、安全な魚を生産することができます。

水産用ワクチンとは?

魚由来のウィルスや細菌などの微生物からつくられ、特定の病気を予防する動物用医薬品です。

ワクチンを魚に経口投与(エサに混ぜる)又は接種(注射)ことにより、魚の体内に免疫(病気を免れる仕組み)ができ、魚を病気から守ります。

養殖魚に与えているエサについて教えてください。

現在、養殖魚に与えているエサは「生エサ」「モイストペレット」「ドライペレット」 の3つに大別できます。

なかでも環境に優しいエサとして近年使用が急伸している「ドライペレット」では、
魚種毎の旨味を引き出すためにアルギニンやリジンなどと言ったアミノ酸組成を考慮した
魚種毎のエサが開発されるまでになっています。

また、「生エサ」や「モイストペレット」については、自然界で魚が食べているエサを調べ、
例えばマダイには体の赤い色を出すためにオキアミやアミエビ等のエビ類を与えたり、
ヒラメやトラフグにはイカナゴ等の自然界で好んで食べているエサを与え、
魚種毎に持っている旨味を引き出す努力を行っています。

1生簀当たりの収容尾数はどのくらいですか?

1生簀当たりの収容尾数については、養殖する魚の種類やその大きさ、
また生簀の大きさや 養殖環境(水温、溶存酸素量、潮流)によって大きく異なります。

一口に何尾とは言えませんが、例えば、養殖ブリ・ハマチの場合は、
一般的な目安として1m3当たり7kgが適正収容密度と言われています。

この数値に従えば
 50gのモジャコでは140尾、
 500gのツバスでは14尾、
 1000gのハマチでは7尾となります。

(注)ブリは出世魚と呼ばれ、成長するにつれて呼び名が変わります。
モジャコ→ツバス(ワカシ)→ハマチ(ワカシ・イナダ)→メジロ(ワラサ)→ブリと成長します。